◆”スカイ・クロラ”を見てきた。

昼飯買いにでたついでに、一駅足を伸ばして行ってきました。


良くもわるくも、”押井守”さんですね。
物事、特に人間の感情・思想・思考を主観ではなく、客観的に小難しく考えるのが好きなような私みたいな少し捻くれた連中は、そこそこ楽しめるかもしれないｗ

最初は草薙の声がしっくり来なかったが、耳は慣れるモノです。




この世界ぐらいの文化の進化で止まってくれれば良かったのに。
この世界の技術ぐらいが、ちょうど良いですよ。

人間が、生を感じる大きな二つ。
・命の危機、戦い。
・Sex”子作り”
･･･密接ですもんね。”戦争”と”性交”って。
キルドレだと、背徳的で。

”函南”の最期、”僕の戦い”。
流れるまま、社が思い描いた戦争を彩る理想的な”エンターティナー”として繰り返し同じ事をする存在ではない。
草薙とのなかで、生きていることは少しずつ違う、ほんの少しずつでも毎日は変化している、”自分で選んで進める”と言うことに気付き、生きていこうと考えもしたが、”キルドレ”という存在の枠を”絶対敵”であるティーチャーを撃破することで、打破しようとした。
元々、勝てないことは分かっていたような気もするが。それでも行動する。

Kill me father！！＝”ティーチャー”を撃墜する

この訳はなかなかだと思う。

草薙は、”終わりのない愛”とやらは見つけられたかな？
見つけられたようなラストでしたね。

しかし･･･キルドレが遺伝子異常によるものがスタートなら、なぜ繁殖が出来ないように調整しなかったんだろう。
話的には、愛した人との”証”を残せて良かったんでしょうが。

戦争は無くならないでしょうね。主張がそれぞれある限り。
生命って面から見ても、人が傷つき、氏ぬのを間近で見なければ、生命の重要性をホントの意味では感じられないと思う。
さらに馬鹿なら、”自分が”そういう目に合わなければ分からない。


機械的には、良いね、やっぱりプロペラ機は。
ジェット機だと、戦闘空域が広いし、本当に細かい動きで･･･ってのは、なかなか無い。
プロペラ機でさらに、機関砲だけなら、それこそパイロットのテクニックが物を言うからｗ
プッシャー・タイプは現実では、もうあまり見ないが。良いね、危険でキュートなお尻だｗ


小学生？中学生？が母親と一緒に来ていたんだが･･･これは、親同伴で見るものじゃないでしょｗ
お茶の間テレビで夕食時のベッドシーンより、気まずいかもｗ


ただ、監督･･･これから現代殺人事件（”誰でも良かった”や”親殺し”）が良くないことだと意見していくのは、なかなか難しいような･･･。
”誰でも良かった”って思っている連中や、世の中に屈折した理不尽な不満をを持ってる連中は、むしろ、

『おお！良いじゃねえか、バンバン人を殺せてSexも出来て、死に場所も与えてくれる！まさに理想だ』

ぐらいにしか、思わない気がします。